「NPOって何やってるの?」
一言で説明するのは難しい・・・
ということで、ブログ形式で活動内容を紹介します。
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アブダーの使い方
さてさて、昨日のご紹介しました民具「アブダー(モッコ)」。
昇助おじぃに担ぎ方を実演していただきました。

●アブダースタイルその1
2人で運ぶタイプ

●アブダースタイルその2
一人で担ぐスタイル


他に、棒の前後にそれぞれアブダーをかけて
一人で運ぶスタイルもあるそうです。
これが、『アブダー』!
 



民具づくり教室の先生:松竹昇助さんが一足はやく作りあげてくれました。
大きさは60×70(cm)
重さもずっしりです。
これに物を入れて運ぶなんて・・・・。
機会があれば、昇助おじぃが担いでいる姿をとらえるつもりです!

『アブダー』についてはこちらへ
http://blog.takidhun.org/?eid=1074907
シュナイ (ブン)
 豊年祭と長月祝い(ナーキヨイ)に六山の御嶽の
供物として用意するシュナイ。
(膳に並べると、呼称が“ブン”となります。)

 シュナイの並べ方には各御嶽によって異なりますが、
今回は、花城御嶽のブンについてご説明しましょう。

シュナイは全部で九つ膳に並べます。

1.前列右側(子の方角)にはパパイヤの和えもの。
2.後列右側には長命草(寅の方角)の和えもの。
3.後列左側にはもやしの(午の方角)の和えもの。
4.前列左側にはカーナ(海草、申の方角)の和えもの。
5.中列中央には長命草を山盛りし、タコと豆腐や蒲鉾の切り身。
6.残りは、特に決まりはなく、通常は多く採れた食材を
  盛り付けています。


上には白ゴマをかけています。


花城御嶽のジージョオン、阿佐伊屋での祈願

(ta)

豊年祭 〜供物〜
本日21日〜22日まで、竹富島では豊年祭が行われます。
竹富島の豊年祭は、氏子が中心とになり豊年の御礼と祈願を行います。
“祭”といいましても、竹富島の豊年祭は極めて古いものですので、通常のお祭りとは違います。
ご覧いただくと本来の“祭”の意味を感じることができるかもしれません。


さて、豊年祭ではムチャネーとシュナイという供物を用意します。
その為、豊年祭前日は供物の準備に追われます。


[ムチャネー]餅米と粟を半突きにしたものに小豆を入れ丸くしたもの
 

[シュナイ]数種類の材料を味噌味で和えたもの

今回はシュナイの作り方を掲載します。
ただし、調味分量は目分量です。その作り手によっても味が違います。
よって実際に作りながら舌で覚えなければなりません。
因みに今回の味は白和えの様な甘めの味噌味でした。
また、にんにくが入りますので、香りと辛味が程良く効いています。

では、材料です。
通常の食卓でも活用できますので、ぜひ作ってみてください。

材料
【具材】
・もやし・・・若返りの祈り
・スーナ(海藻)・・・健康の祈り
・パパイヤ・・・子孫繁栄
・ティノリャ(秋ののぎし)・・・特に意味はないようです
・タプナ(長命草)・・・長寿の祈り

【合わせ種】
・合わせ味噌
・砂糖
・にんにく
・かつお節
・すりごま

【盛り付け材料】
・タコ
・かまぼこ
・揚げ豆腐

≪作り方≫
1.合わせ種をすべて合わせてベースを作る
2.そこに、下茹でした各具材を各々和える
3.盛り付けをする(小皿に九種類、供える方向も決まっています)
  タコやカマボコや揚げ豆腐なども盛り付ける
 





残念ながら、最終の盛り付けされたシュナイの画像がまだありません。
入手できましたら是非ご覧いただきたいと思います。

作り方を非常に簡単に記載しましたが、材料も多種で量も多く大変な作業です。
供物の準備、御嶽の清掃など準備段階からすでに豊年祭は始まっているのだと実感しました。

撮影にご協力いただきました仲盛家の皆様有難うございました。

(KU)
『竹富島の声』
 今回、みなさまにご案内するのは、
1971(昭和46)年、八重山地方を大干ばつが襲い、
さらに翌年の日本復帰を控え、通貨切替など
不安定な時代に発表された『竹富島の声』です。
この文書が発表された背景には、
本土資本による竹富島の土地買収が本格的に始まった
年でもあったのです。

【結局、島の土地約三分の一を本土資本に買い占め
られましたが、島の有志によってその土地は買い戻され、
本土資本による島の開発は阻止されました。】

精神的、物質的両面で大変苦しかったであろう先人たちは、
それでもなお島を守ろうと苦闘します。

 今なお輝きを失わない『竹富島の声』には、
先人たちの島を愛する思いが文面に満ち溢れています。
そして、先人たちの思いは、今なお島で生き続けています。

(ta)


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豊年祭(プイ)
いよいよ27日・28日は豊年祭です。
27日は各御嶽の氏子が集まり、豊年の御礼と
来年の豊作を祈願する
“オンプイ”
28日は神司、公民館執行部が「世願い」を行なう
“トゥヌイプイ”です。

神司、公民館執行部及び有志は、豊年祭の道歌を
謡い、神々に感謝の意を表します。

「豊年祭の道歌」は、西塘様が作り皆に指導したと
伝えられています。また、歌詞は口承による伝承につき、
個人により若干異なっている点について、古くから謡い
継がれてきたことを実感させます。

「豊年祭の道歌」

1 たいら どどろしぬ※1
  みゆとぅひじゃーぬ※2 うてぃみじ
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ
  ハリ うりたゆるまぎる
  いるどぅまさる ハーリーヌ
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ

2 あさとはちまんぬ
  まつだぎょる※3 ぐしく
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ
  ハリ うりまきゅる ぐとぅに
  ばんぞ まかしたぼり
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ

3 いんくくじ うじょうぬ
  うにぶときまいや※4
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ
  ハリ ばんぞ ゆくしすや
  みはてぃ うどぅしたぼり
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ

4 まちゅぎたる きゆぬひ
  にがゆたる くがにひ
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ
  ハリ きゆの ゆかるひに
  はじりあぎしたぼり
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ

5 うむたこと かなしょうり
  にごたすに すなしょうーり
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ
  はり かずいちくさらん  
  はまぬ まさご※5 ハーリーヌ
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ

6 ○○うたきぬ※6
  かみがなしまいや
  ヒーヤ シューラ ジャンナーヨ
  はり ばんくくるあらぬ
  きむくくる あらぬ
  うまもりしたぼーり
  うゆるしたぼり

● NPOたきどぅん発行/『竹富島古謡集 祭りの歌』より抜粋

(注)
 ※1 「たいらとぅとぅしぬ」 と謡う方もいる
 ※2 「みゆとぅひぎゃーぬ」 と謡う方もいる
 ※3 「まちだぎよる」    と謡う方もいる
 ※4 「うにふどぎまいや」  と謡う方もいる
 ※5 「はまぬ まさぐ」   と謡う方もいる
 ※6 ○○には各御嶽の名が謡われる

(TA)
「観光ルネサンス助成事業」成果発表会
17年度に、国交省の助成を受けて行なった「観光ルネサンス助成事業」。
この度、成果発表会として、3月27日に、東京は三田共用会議所の講堂において、
300人ほどを集めて開催されました。
発表者地域の地図
私たちは全国から選ばれた14地域のうちの一つ。
発表者は、商工会や観光協会などを主体とした団体がほとんどで、
公共の予算を持たない地域のNPOとして、今回のこの大事業を成し得たということは、
ほんとうに素晴らしいことだったということを会場で実感しました。
旧与那国家住宅の修復とその周辺に整備事業を行なうことができたということは、
これまで、長い時間をかけたNPOたきどぅんの理事を始めとする島の人々の協力と
地道な活動や公民館の島内での取り組みに対して、竹富町役場と住民が一体となった官民協働を実現したとして、審査員の方からも評価の言葉をいただきました。
そして、あらためて石積み作業等に参加していただいた皆様、
ありがとうございました。
これからも竹富島が竹富島であり続けることができるよう、
永続的に維持されるような方策を模索し実施していこうと思います。
今後ともよろしくお願いします。
島立て学校・課外授業「グック積み」
去年、旧与那国家の整備と共に建設した公衆トイレ。
その石積み(グック積み)を行っていますが、この機会を利用して島立て学校、グック積みの課外講座を設けました。
竹富島の石垣(グック)は、野面積みという手法でおこなわれます。
これは、石の本来の形を生かしてそのでこぼこを上手く組み合わせていくものです。
形が良くても悪くても、小さくても大きくても、
ひとつひとつの石にはそれぞれの役割があります。
グック積みには、石の役割を見極める力が必要なのです。
その見極めは、経験がものをいう一種の職人技。
頭で分かっていても、実際やってみないとわからないものです。
ということで、グック積みの未来を担う、若人のみなさんを集めてLet's チャレンジ!







三線教室
またまた三線教室の報告です。
初級から上級へ上がった子、新たに仲間に入った子なども増え、
にぎやかになってきました。

初級クラス



上達の早い子は上級へ行き、少し寂しそうです。
練習しているかしていないか、見たらすぐわかってしまいます。
子供といえど、芸の道は厳しいのです。


上級クラス

監督指定席。この緊張感。

新入りには特に丁寧に。

マンツーマンもたまに。

いつのまにか、こんなに人が増えています!
頼もしいですね☆
インタープリター講座第2夜
 インタープリター講座2日目は、これまでの経緯をふまえて、
実際に竹富島の自然や文化に関する、簡単なプログラム作りをしました。




 クイズ、視覚化、想像や予測を促す観察と3段階に分けて、グループごとにチャレンジです。
 

例えば、おもしろい質問や楽しさいっぱいの絵を描くのは若者、様々な知識は先輩方からというように、お互いの得意分野を存分に発揮しながら、プログラムを作っていきました。



 クイズには関心を惹きつける力があります。テレビ番組などでは折に触れ、クイズが挟まれていますね。そして見ている側は、こうじゃないだろうかと、ついつい真剣に考えてしまいます。
 視覚化には、概念的な事柄や数字などを目に見える形に変換して、イメージしやすくする効果があります。例えば、「世界中の海の0,3パーセントが珊瑚礁の海です」と言われても、子供にはさっぱりその稀少さがわかりません。その場合、世界地図に珊瑚礁の海の場所を描き入れるというような作業を行うことによって、具体的なイメージが生まれます。
 想像や予測を促す観察には、いきなり観察するよりも理解が深まる効果があります。「学び」で大切なのは「自主性」であると言えます。グループなどで話し合い、あーでもないこーでもないと議論することで、テーマに対峙する積極性を引き出します。



 これまで「島立て学校」の中で学んだ、水の話や昔の食生活、島で親しまれている食材(動物)などをおもしろおかしくクイズ形式で披露しました。それを聞いている他のグループも、クイズが出される度にわいわいと議論しあい、とても楽しく、リラックスした時間を共有しました。

 ただ知識を提供するだけでなく、楽しさや体験を共有すること、地域性を大切にすること、誰もが同じスタートラインに立って始められるということが、インタープリテーションの大原則です。
 インタープリテーションを受ける立場の人はもちろんのこと、企画する側にしても、義務感や使命感だけでなく、楽しいことが始まる前の「わくわく」を感じられるのではないでしょうか。